今年の梅雨は、もうそろそろ終末に近づいたのでしょか、河川の氾濫や土砂崩れなど
大分県内から九州、中国地方まで甚大な被害が起こってしまいました。
もう梅雨明けしてもらいたいですね。
ところで、鍼灸治療は東洋医学になりますが、今回の水害に重なるとこがあるので
書かせていただきます。
東洋医学は、気の流れを調整して治療します。
この『気』とは、見えませんが日常でも、元気、病気など何気なく言葉では使っていますね。
さて、この『気』が身体の中で流れる道があります。これを経絡といいます。
余談ですが、私が中学生の頃、「北斗の拳」という漫画が流行りました。これは、北斗神拳を極めた、主人公のケンシロウが
悪党相手に、あたたたた・・・と経絡秘孔をつき、つかれた悪党は体の内側の時限爆弾が破裂するがのごとく死んでいく、簡単にいうとそういう内容ですが、当時の男子は、あたたたた・・「お前はもう死んでいる。」と言いながら友達同士の体を突き合っていました。経絡秘孔の経絡とは、原作者の方は東洋医学をヒントにされたのでしょうか。。?
本題に戻りましょう。
先にも書きましたが「気」が流れる道「経絡」も当然見えないので、よく説明をさせて頂く時に、川を想像してもらいます。
この体の中の川(経絡)には、水(気)が流れています。
何らかの原因で気の流れる量が多ければ、今回の水害と重なりますが、溢れてしまい体に変調を起こし、逆に少なくても干上がって変調が起こってしまいます。
そして、溢れた所や干上がって反応が出たとこが、いわゆるツボ「経穴」です。
そのツボに鍼やお灸をすることで、気の流れを整え体の調子を改善していくのが東洋医学の鍼灸治療になります。
人間の体も自然の一員ととらえているところが東洋医学の面白いところです。